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大英博物館におけるテロの影響

大英博物館でも、テロの影響はいろんな場面で出ています。

セキュリティー確保のため、博物館北側のノース・エントランスは、1回目のテロ以降閉ざされたままです。唯一開けているメイン・エントランスのゲートでは、警備員が荷物チェックをしています。先日(2回目のテロが起きる前)は、ある2人の観光客がスーツケースを持ち込んではいけないと警備員に言われ、しかたなく入り口のところにチェーンでつないで置いていたら、警備員に発見され、館内すべての人が避難する騒ぎになりました。同様の避難騒ぎが別の日にもう1度ありました。その時は、トイレに「不審物」が放置されていたようです。

1回目のテロ直後、イスラミック・ギャラリーとアフリカン・ギャラリーが閉鎖されたと、博物館でボランティアをしている韓国人の友人から聞いたので、ちょっと驚いて見に行ったら、開いていました。フロア・スタッフに聞くと、「イスラム、アフリカ、メキシコ、韓国の各ギャラリーが数日間閉鎖されていたが、今日の午後からまた開いた」とのことでした。どうも、テロの影響で地下鉄が運休していたため通いたくても通えない職員が大勢おり、一部の展示室を一時的に閉鎖せざるを得なかったとのことで、別に、一部の人が心配した「イスラムやアフリカの展示が一部来館者による攻撃の対象になったりするのを防ぐため」などということではなかったようです。ちょっとホッとしました。

ただ、博物館のマネージメント・レベルもピリピリしているようで、全博物館職員に対してセキュリティを徹底するよう通告が出されました。博物館のオフィスで働いていても、特に2回目のテロ以降、あちこちからパトカーなどのサイレンが聞こえてきます。テロ以降確実にその数が増えました。増えたといえば、歩行者と自転車の数も。

また、1回目のテロが発生してから1週間たった14日正午、犠牲者を追悼する2分間の黙祷が英国全土で行われましたが、大英博物館でも来館者や職員らが黙祷しました。2分間というのは意外と長いもので、いつも賑やかな博物館の正面玄関前屋外スペースがシーンとなり不思議な感じでした。仕事の忙しさにかまけてしっかりと事件を振り返ることのなかった自分にとっては、いろいろ考えさせられる2分間でもありました。

ロンドンに、再び平穏な日々は訪れるんでしょうか?
by saotome_kenji | 2005-07-24 19:24 | 4. 大英博物館
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