渡航目的:
米国及び西インド諸島セントクリストファー(セントキッツ)・ネーヴィス(以下、セ国)のミュージアムにおける言政学的取り組みについてのインタビュー及びフィールド調査 渡航目的国: 米国(ボストン、NY、ワシントンDC)、セ国 渡航期間: 自 平成23年1月14日~至 平成23年 1月31日(18日間) 目的・効果等: ●目的 ボストンこども博物館(in Boston)は、1913年に開館した米国国内でも老舗のこども博物館である。1963年に就任したマイケル・スポック元館長が打ち出した「ハンズ・オン」のプログラムは世界中に大きな影響を与えた。異文化や環境問題に関する展示が多く、日本の若者文化を知る展示もある。このボストンこども博物館において、1月16日に民博と同じ人間文化研究機構の総合地球環境学研究所や国立歴史民俗博物館等の教職員らが子ども向けのワークショップを開催する。本ワークショップは、日本の研究者集団が米国のこども博物館において米国人を中心とする子ども達対象に実施する稀有な例であり、これに運営者の一人として参加することで、その言政学的背景などを調査する。 グッゲンハイム美術館(in NY)は、運営をグッゲンハイム財団が行い、IRSによって501(c)3団体に認定されている。当財団はニューヨークのほか、ヴェニス、ビルバオ、ベルリン、アブダビにも美術館を持っている。企業の法制とは異なり、各国における財団の法制度、税制は非常に異なっており、国際的な展開が非常に難しい中での運営について、当財団の担当者から直接話を聞く予定である。言語上の問題も、美術館の国際的な展開では大きな障害になっているものと思われるので、このことについても調査したい。ワシントンDCにおいても本研究課題について情報収集する。 西インド諸島・セ国の博物館は筆者が離任してから3年以上が経過した。その後アフリカ系住民有志による博物館運営が、マジョリティを占めるアフリカ系住民の権利回復運動や文化的アイデンティティの構築にどのような役割を果たしているかを調査する。こうした文化運動の際に生じる問題として、歴史的に英国に支配されていたために英語を使用するようになった住民が、現代においてアフリカへの回帰を願う運動を繰り広げる際に、西インド諸島やアフリカの中でも英語圏を中心とした地域との連携や交流に偏っていないか、仮にそうだとしたら、それが新たな文化的アイデンティティを構築する際にどのような影響を与えているのかを調査する。また、来館者は豪華クルーズ船で訪れる欧米人観光客が圧倒的に多いセ国の博物館にとって、英語でのみ解説キャプションやパンフレットを作ることの意味と影響についても調査したい。 ●効果 筆者は、今年度より言政学の調査を博物館学的視点から進めており、現在今年度の成果をまとめる段階に入っている。今回の渡航は、海外の事例を調査し、博物館における言政学的課題を博物館学的視座から考察する上で、重要な機会となる。 私は1月16日から21日までセ国入りです。 私たちは23日から29日までなんですが、いまからmichanさんの日程変更は難しいですよね。こちらは難しいです。
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